毒蛾の好む植物:バラ科の樹木や植物

毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎の原因となる、毒蛾の好む植物は、椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)、茶(チャ)がよく知られています。
これらツバキやサザンカは、園芸種でも人気があることから、公園や小学校、庭木などでも多く見られ、毛虫皮膚炎、毒蛾皮膚炎の被害が多いようです。しかし、これらツバキやサザンカ以外の植物でも毒蛾は生息します。
毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎の原因となる毒蛾の好む、バラ科の樹木や植物をまとめてみました。
▼サクラ
サクラとは、ウメ、モモ、アンズなどを除いた、バラ科サクラ属の植物のことをいいます。日本人に古くから親しまれていて、園芸品種のソメイヨシノが有名です。春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせ、春のお花見で知られています。サクラの果実は食用で、また花や葉の塩漬けも、桜餅をはじめとする食品などに用いられます。サクラは野生種をはじめとして、日本の国花であることからも日本全国で多種多様のサクラが分布しています。
▼ウメ
ウメは、漢字で梅と書き、バラ科サクラ属の落葉高木です。ご存知の通り、ウメは木の部分だけでなく、6月ごろに熟す、実の部分もウメとよばれます。ウメを国花とする中国が原産で、2月ごろに小さな花を咲かせます。北海道から鹿児島まで広く分布し、サクラと並ぶ知名度の樹木でもあります。梅の名産地である和歌山県をはじめとして、茨城県や大阪府、福岡県、大分県などでは県木となっています。
▼スモモ
スモモは、バラ科サクラ属の落葉小高木で、6月下旬から実をつけるスモモの実は、果物の桃より”すっぱい”ことから、この名があり、漢字では「李」とも書かれます。外国種のプルーンやプラムも同じ種類となっています。山梨県が収穫量では、全国一で本州に分布する樹木です。
▼リンゴ
リンゴは、漢字で林檎と書かれる、果物として一般的で、樹木はバラ科リンゴ属に属します。寒冷地に広く分布し、日本では青森県、長野県、岩手県などが林檎の産地と知られています。また品種も世界規模で見てみると7,500以上もあるそうですが、国内では”ふじ”が有名です。
▼バラ
バラは、バラ科バラ属の総称で、6月の誕生花でもあり、トゲのある”つる植物”で、そのことから女性の喩えにも用いられる、高貴な花として知られています。北半球の温帯域に広く自生していますが、南半球には自生していないそうです。日本では、全国の自治体でシンボルの花として指定していて、日本全国に分布しています。
▼ビワ
ビワは、バラ科の常緑高木で、オレンジの実もそうよばれ、枇杷と書かれます。中国南西部が原産のビワは、日本では長崎県、千葉県、鹿児島県など太平洋側の温暖気候の地域で多く見られます。甘い実は、生で食べることができ、葉はお茶をはじめとして薬用としても用いられます。
▼キイチゴ
キイチゴは、バラ科のキイチゴ属の樹木で、400種類以上あるといわれています。北半球の寒帯地域から温帯に多く分布し、甘酸っぱい実の”野いちご”でも知られる樹木です。
※毒蛾について
卵から毛虫:毒蛾は6月から8月に卵から毛虫になって毛虫のまま越冬をします。
毛虫の大きさ:毒蛾の毛虫は、最大40mmの大きさまで成長します。その間、脱皮を繰り返します。
産卵期:毛虫は6月から8月に蛾になり、卵を産みます。
毒蛾の発生・被害時期:毛虫の活動する4月から11月まで。