毛虫皮膚炎(けむしひふえん)・毒蛾皮膚炎(どくがひふえん)ってご存知?

毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎とは、チャドクガという、お茶の木を好む、毒蛾に刺されることによって起こる外傷、虫刺され(虫刺症)のことをいいます。しかし虫刺されといっても、はじめは気付かず、数時間たってから「痛かゆく」なり、”湿疹?”と思って放置しているとなかなか治りません。

毛虫皮膚炎・・・チャドクガの幼虫(=毛虫)が原因
・毒蛾皮膚炎・・・チャドクガの成虫(=蛾)が原因

毛虫皮膚炎・チャドクガの成長

毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎の原因である、チャドクガをはじめとする毒蛾の種類はたくさんあり、チャドクガはチャ(茶)やツバキ(椿)、サザンカ(山茶花)などを好むことはよく知られていますが、他に好きな植物もたくさんあります。

チャドクガのピークは、例年6月から9月といわれていますが、近年の異常気象や冷夏などで季節外れの時期でも異常発生し、私たちに悪影響を与えます。

また、チャドクガに警戒しないといけない理由に、チャドクガは卵から幼虫、成虫までのすべての成長期間に毒をもっているということです(”毒針毛”といいます)。ですので冬場、冬越えする”チャドクガの卵”にも要注意です。また、チャドクガが近くにいなくても、風にのって毒蛾の毛が、皮膚や洗濯物について症状が出る方もあります。

毛虫皮膚炎・予防法 そんなひどい、虫刺され。
まして、赤ちゃんや子供がなったら大変です・・・。我が家では毛虫皮膚炎で何度か大変な目に遭った経験から、このたびサイトを作りました。皆さんは、そんなひどい目に遭う前に、当サイトで予習し、万が一に備えておいて下さい。
毛虫皮膚炎(毒蛾皮膚炎)の有効な予防策は、肌をあまり露出しないこと、また虫がいそうなところに出かけるときは長袖、長ズボンを着用し、ツバキやサザンカに近づかないことをおすすめします。

毛虫皮膚炎(毒蛾皮膚炎)の対処法

毒蛾皮膚炎・都心なら大丈夫?

毒蛾皮膚炎・都心1
毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎は、ふつうの虫さされのようにすぐに治まらず、「かゆみ」というより、痛かゆさが長く続き、とてもやっかいです。都心に住んでいるからといって「油断」は禁物です。


毒蛾皮膚炎・都心2東京などの都心部でもチャドクガの被害は多い

しかし、毛虫皮膚炎は、私の住んでいる町のように木の生い茂った環境だと被害に遭いやすいようですが、近年にみる異常気象の影響で、東京都内などの都心部でも、毒蛾が異常発生することにより、毒蛾皮膚炎の被害は多くなっているようです。都会に住んでいるからといって、安心できません。ご注意ください。

・郊外 
毛虫皮膚炎>毒蛾皮膚炎

・都心
毛虫皮膚炎<毒蛾皮膚炎


毒蛾皮膚炎・都心3
毛虫やチャドクガは夏だけではありません!
冷夏の年の秋は、特にご注意を

毛虫や毒蛾の発生時期や活動時期は、一般的に春から夏と言われていますが、冷夏の年には、秋になると被害が多くなるそうです。その理由は、冷夏による夏の涼しさで、チャドクガ(茶毒蛾)にとって過ごしやすく、秋になっても生き残る、また冷夏のため、例年の気候とは違うので、チャドクガ(茶毒蛾)の産卵やう化の時期が秋までずれ込み、そのことによってチャドクガ(茶毒蛾)の天敵である、ハチ(蜂)などから被害を受けずに、例年より大量発生するのが原因のようです。冷夏だけでなく、異常気象によってチャドクガを含めた、害虫の季節はずれの異常発生は最近よく聞く話です。みなさん、ご注意ください。

・冷夏だと
涼しい夏の気候により、チャドクガ(茶毒蛾)が長生きする。
産卵やう化が、例年よりずれる
→そのことで、チャドクガ(茶毒蛾)の天敵から被害を受けずに、大量発生する。


毛虫とは

毛虫皮膚炎・チャドクガ毛虫皮膚炎毒蛾皮膚炎は、その原因となる、毛虫や蛾(毒蛾)に刺されることによって、皮膚が炎症を起こし、原因の対象が毛虫の場合は、「毛虫皮膚炎」、毒蛾が原因とお医者さんが判断された場合は、毒蛾皮膚炎と診断されます。


毛虫とは?

毛虫皮膚炎毒蛾皮膚炎の原因となる、蛾の幼虫を毛虫といいます。
蛾の幼虫は多くの毛で覆われているため、「毛虫」とよばれ、蛾や蝶の幼虫などで、毛が比較的少ないものは、「芋虫」とよばれるようです。


毛虫皮膚炎・芋虫
蛾などの幼虫の種類と特徴
・毛虫・・・幼虫の体が多くの毛で覆われているもの。人を刺すものは、そのうち4%足らず。
・芋虫・・・幼虫の体に毛が少ないもの。


人を刺し、嫌われている毛虫ですが、実際に人に危害を加えるとされる「毛虫」は、蛾や蝶などの幼虫全体の20%ほどしかいないようです。また人を刺し、毛虫皮膚炎毒蛾皮膚炎の症状にさせるような「毛虫」は全体の4%しかいないようです。


毒蛾皮膚炎・毒蛾割合グラフ


毒蛾の好む植物:バラ科の樹木や植物

毒蛾皮膚炎・チャドクガ

毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎の原因となる、毒蛾の好む植物は、椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)、茶(チャ)がよく知られています。

これらツバキやサザンカは、園芸種でも人気があることから、公園や小学校、庭木などでも多く見られ、毛虫皮膚炎、毒蛾皮膚炎の被害が多いようです。しかし、これらツバキやサザンカ以外の植物でも毒蛾は生息します。

毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎の原因となる毒蛾の好む、バラ科の樹木や植物をまとめてみました。

毒蛾皮膚炎サクラ▼サクラ
サクラとは、ウメ、モモ、アンズなどを除いた、バラ科サクラ属の植物のことをいいます。日本人に古くから親しまれていて、園芸品種のソメイヨシノが有名です。春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせ、春のお花見で知られています。サクラの果実は食用で、また花や葉の塩漬けも、桜餅をはじめとする食品などに用いられます。サクラは野生種をはじめとして、日本の国花であることからも日本全国で多種多様のサクラが分布しています。


毒蛾皮膚炎ウメ▼ウメ
ウメは、漢字で梅と書き、バラ科サクラ属の落葉高木です。ご存知の通り、ウメは木の部分だけでなく、6月ごろに熟す、実の部分もウメとよばれます。ウメを国花とする中国が原産で、2月ごろに小さな花を咲かせます。北海道から鹿児島まで広く分布し、サクラと並ぶ知名度の樹木でもあります。梅の名産地である和歌山県をはじめとして、茨城県や大阪府、福岡県、大分県などでは県木となっています。


毒蛾皮膚炎スモモ▼スモモ
スモモは、バラ科サクラ属の落葉小高木で、6月下旬から実をつけるスモモの実は、果物の桃より”すっぱい”ことから、この名があり、漢字では「李」とも書かれます。外国種のプルーンやプラムも同じ種類となっています。山梨県が収穫量では、全国一で本州に分布する樹木です。


毒蛾皮膚炎リンゴ▼リンゴ
リンゴは、漢字で林檎と書かれる、果物として一般的で、樹木はバラ科リンゴ属に属します。寒冷地に広く分布し、日本では青森県、長野県、岩手県などが林檎の産地と知られています。また品種も世界規模で見てみると7,500以上もあるそうですが、国内では”ふじ”が有名です。


毒蛾皮膚炎バラ▼バラ
バラは、バラ科バラ属の総称で、6月の誕生花でもあり、トゲのある”つる植物”で、そのことから女性の喩えにも用いられる、高貴な花として知られています。北半球の温帯域に広く自生していますが、南半球には自生していないそうです。日本では、全国の自治体でシンボルの花として指定していて、日本全国に分布しています。


毒蛾皮膚炎ビワ▼ビワ
ビワは、バラ科の常緑高木で、オレンジの実もそうよばれ、枇杷と書かれます。中国南西部が原産のビワは、日本では長崎県、千葉県、鹿児島県など太平洋側の温暖気候の地域で多く見られます。甘い実は、生で食べることができ、葉はお茶をはじめとして薬用としても用いられます。


毒蛾皮膚炎キイチゴ▼キイチゴ
キイチゴは、バラ科のキイチゴ属の樹木で、400種類以上あるといわれています。北半球の寒帯地域から温帯に多く分布し、甘酸っぱい実の”野いちご”でも知られる樹木です。


毛虫皮膚炎・毛虫※毒蛾について
卵から毛虫:毒蛾は6月から8月に卵から毛虫になって毛虫のまま越冬をします。
毛虫の大きさ:毒蛾の毛虫は、最大40mmの大きさまで成長します。その間、脱皮を繰り返します。
産卵期:毛虫は6月から8月に蛾になり、卵を産みます。
毒蛾の発生・被害時期:毛虫の活動する4月から11月まで。


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